低血圧と貧血は違う
貧血は赤血球(ヘモグロビン)が少ない状態
・ヘモグロビンの役割は酸素の運搬で、鉄分・タンパク質・塩分を必要とする。そのため、月経のある女性は、鉄分を失いやすく貧血に陥りやすい。また、食事制限などのダイエットも同じように栄養不足を招き、貧血の原因になる
・赤血球が少ないと酸素の運搬がスムーズに行われず、体中に酸素が行かない。そのため、あくびが出たり脳が酸欠状態になる。そのため、カラダを動かす筋肉への指令も出にくくなり、筋肉の働きによって送られるはずの血液の流れが悪くなる。よって、血行不良による冷えという症状が起こってしまう。
<対策>
・栄養を充分にとるようにする(バランスよく)
・ダイエットは、運動をしながら行う
鉄は、有色野菜、大豆、牛肉、レバーなどに多く含まれる、しかし、いずれも吸収率はあまり高くない。ところが、ビタミンCと一緒にとることで吸収率がアップする。 ビタミンCは、新鮮な果物、野菜、緑茶、イモ類に多く含まれていて、調理法、お料理の献立を工夫することで鉄分の摂取量もアップする。プルーンは、ビタミンCと鉄分が豊富に含まれているが、カラダを冷やす食べ物なので、食べ過ぎには注意。
また赤血球がうまく作られるためには、十分な鉄分とビタミンCのほか、ビタミンB12や葉酸が必要。ビタミンB12は赤貝などの貝類や、鳥、牛、豚のレバーに含まれている。葉酸が多く含まれる食品にはほうれん草、ケール、アスパラガス、ビール酵母などがある。